交渉

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車の中でずっとラッセル、シャロンは既に待機していた。 ラッセル『お早うございます英二さん、どうぞ… 彼がお待ちかねです 』 ラッセルは電話を指差す。 ラッセル『スピーカーに切り替えたのでこのまま話せますよ? 』 俺が話し始めようとした時禿鷹、猛、大介、宮が 後から車に乗り込んできた 英二(何だ…窪?) 窪《やけに不機嫌だなぁ 偕堂… 》 英二(当たり前だ…) するとシャロンが小声で忠告してきた。 シャロン『余り、彼を刺激する様な発言は控えて…』 その言葉に俺は一度ため息を出してしまう、そして気を取り直し改めて質問する事にした。 英二(それで何が目的なんだ?) 窪《お前に一度だけ。 薫ちゃんに会わせてやるよ条件付きでな 》 英二(条件?取引の間違いだろ?) 窪《まぁ、そうだな。 ラッセル大尉…この会話を聞いているならスピーカーから切り替えろ 》 ラッセル《こちらラッセル大尉》 ラッセルと窪の会話が続いた ラッセル『英二さん、彼は 薫さんと貴方を会わせる代わりにこちらに C4、ニトロを要求してきました。』 英二『C4にニトロだと!? 何を考えてるんだ奴は』 シャロン『英二さん、此処は 薫さんの安否が心配です 応じる他、無いと想われます…… 』 英二『くっ…仕方ない。 確かに薫の様子が気になる ラッセル大尉…済まないが』 ラッセル『分かりました 』 ラッセル《窪、条件を飲む用意するから時間をくれ 》 ラッセルは電話を切る ラッセル『私は奴に要求された物を準備します。 何か有りましたらまた連絡しますのでキャンピングカーで お待ち下さい 』 英二『大尉…済まない』 ラッセル『いえ、人質救出が第一優先ですから 』 ラッセルは苦笑して慌てて車から降りていく。
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