帰国

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ニューヨーク__2008年 11月…下旬 俺は会社の社長室で 他国との契約を成功させた時に、内線が入った。 『社長…会議中、申し訳有りません。 どうしても、社長と面会したいと云う方が居まして』 英二『誰だ?』 『面会人の方は宮 マイケルと云う方です』 英二『……通せ』 《宮、何でお前が… ニューヨークに 》 俺は疑心暗鬼だった… 暫くして、社長室をノックする音がする。 英二『どうぞ…』 俺はニューヨークの外の風景を見て居た  『ガチャ…』 ドアが開き、秘書が客人を招き入れる。  宮『久しぶりですね。 エージくん 』  英二『全くだ…どうしたんだ?急に……宮』 俺は宮と向き合い握手を交わす。 二人は互いに黒革のソファーに向かい合って座る。  宮『エージ君、突然すみません。 でも、もう頼るのは君しか居ないんですよ……   エージ君 』 宮の目からは涙が流れていた。
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