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俺は何を言って良いのか分からなかった。
宮『エージ君が居ない、この4年間。 皆変わってしまいました…』
英二『皆が…?』
宮『そうです…始まりは 長谷部さんが亡くなった事です 』
英二『なっ!!長谷部が亡くなっただと?!
それは何時の事なんだ?』
信じられなかった…
あの長谷部が死んだ事実が俺は眼を両手で押さえた。
宮『彼が亡くなったのは 今年の10月中旬の事でした
それと、更に残念な事に
海君も……… 』
英二『海も…っだと?』
俺は2人の死を聞かされて一気に落胆する。
宮はお構いなしに話を続けた。
宮『彼らの死により、皆は変わってしまいました。
特に一番変わってしまったのが猛君です 』
英二『猛が…?他の奴らはどうしたんだ?』
宮『後は彼らに会ってその眼で確かめて下さい。
僕はもう…猛君には付いて去けません。今の彼を止められるのはエージ君しか居ないと僕は考えて。
今日、ロシアより来ました……後はエージ君にお任せします 』
宮は立ち上がって一礼をしてそのまま部屋を出ていった。
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