725人が本棚に入れています
本棚に追加
現在… 2008年_ 12月
飛行機の中、俺はスケジュール帳の隅に日本で起きた出来事を線を引いたりしながら書き記した。
すると、飛行機内にアナウンスが入る。
『間もなく当機は羽田空港に到着します。長い飛行時間、皆様お疲れ様でした』
英二『やっとか…』
するとスチュワーデス数人が側に来て尋ねる。恐らく新米だろう…。
『あっ!あの失礼ですがもしかして、偕堂様でいらっしゃますか?』
英二『そうだけど…』
新米スチュワーデス達は興奮しだした
暫くの間、サインを求められた。
そしてやっとの事、飛行機を降り空港内に到着する。
どうやら、俺の活躍は日本にも伝わっている様だ。
俺は腕時計をちらほら確認し待ち人を待っていた。
英二
『英二っ!!』
正面から息を切らしながら走る中年男性が叫ぶ。
『遅くなって済まん。』
英二『ホントだよ、伯父さん来ないかと想ってたよ』
俺の伯父、偕堂一平。
今では俺の良き相談相手だ
一平『悪いな待たせて、それにしても…お前随分と大人っぽくなったじゃないか英二! 俺は嬉しいぞ』
伯父さんの目からは涙が流れ出る。涙もろいのは
相変わらずと行った感じだな。
最初のコメントを投稿しよう!