第零節~始まりの詩~

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詩が聞こえる。 優しい詩。心にゆっくり溶けて、広がる詩。 誰が詩っているのだろう? 深緑の森に注がれる木漏れ日が、彼女を照らしていた。 こっちに気が付いたのか、彼女は「俺」を見ている。 その表情は微笑んでいた。 眩しい……… 木漏れ日でよく見えない 貴女は誰ですか?
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