Forcibly Soil

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それから時間は進んで20分後。 「うぅ~~~~」 「………………」 「うううぅ~~~~」 「………もう諦めたら?」 オセロの駒を持ち、唸りながら盤上を睨む彩音と飽きてまた空を眺めている令。 オセロ盤はほぼ黒に染まっていて、それは令の勝利を表していた。 「ま、まだイケるよこれくらい……!」 「いや、どうやっても無理だよ……」 勝負ありだって、と呟く令に何故か彩音は偉そうに言う。 「良い?令。諦めたらそこで試合は終了なんだよ!」 「コレはもう終わってると思うけど……」 「五月蝿い!まだ終わらないからね!」 「はぁ………」 その後もしつこく粘る彩音だったが結局昼休み終了のチャイムが鳴り、負けを認めざるをえなかったのだった。 † 「おーし、お前ら席に付け。授業始めんぞー」 この日最後の授業の教壇に立ったのはクラスの担任でもある教師だ。 「お前らこれで今日ラストの6限目なんだから眠い奴もしっかり聴けよー!」
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