第二章 5月スタート!!

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「ただいま」 …………返事がない。 まあ父は出張が多くあまり家にいないし、母は帰ってくる時間が遅いためこの時間帯は誰もいない。 「……ふう」 ベットにうつぶせに倒れた。毎日走っているため体力はあるはずなのだが疲れた。まあ部活していないため運動部には勝てないけど……。 「……あれ?」 どうやら寝てしまったみたいだ。時計の針は6時をさそうとしている。 「晩飯つくるか……」 部屋から出て二階から下りたとき。 ガチャッ 「ただいま!あっ、お兄ちゃん」 「おかえり」 この子は早菜(さな)俺の大切な妹だ。中学二年で吹奏楽部に入っているためいつもこのくらいの時間に帰ってくる。
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