第二章 5月スタート!!

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「ごちそうさまでした」 カレーも食べ終わり二人で食器を洗っている。 「お兄ちゃん、今日も一緒に寝ていい?」 「ああ、いいよ」 早菜とは高校に入ってからずっと一緒に寝ている。最初の頃はたしか俺が寝ようとして電気を消したときに。 「お兄ちゃん、一緒に寝ていい?」 昔、ホラー映画を俺が自室で見ていたときに、たまたま早菜が入って来てしまった。しかも一番恐いシーンのときに……。早菜は幽霊とかそういう類のものがダメなんだ。早菜が大泣きしてしまい、泣き止むまで一時間も使った。その結果一人で寝ることが出来なくなってしまった。 「じゃあお風呂入ってくるね」 「行ってらっしゃい」 早菜はお風呂に行ってしまった。 「…………部屋に戻るか」 一人でいてもつまらないため部屋に戻り携帯をいじることにした。
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