第二章 5月スタート!!

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「早菜、落ち着いて聞いてくれ。今から紗槻がきてしまうんだ!」 「へ?紗槻さん?お兄ちゃんなんでそんなに慌ててるの?」 あいつが夜に来ると絶対泊まっていってしまう。それだけなら別にいいんだが紗槻は必ず「響と一緒に寝る!」なんて言い出す。 しかもおもいっきり抱き着いて……。 「それは……」 ピンポーン! だぁぁぁぁぁぁぁ!!来てしまったぁぁぁぁ! 「あっ、紗槻さんかな?私出てくるね!」 俺はそのまま固まってしまった。 い、いや!そりゃあね、こんな状況だったら普通喜んでいいと思うけどね!だけど、早菜もいるし、むしろいてほしいんだけどさ! 「おじゃましますよぉぉ!」 「だぁぁぁ!抱き着くな!」
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