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紗槻はそのまま丸まってしゃべらなくなってしまった。
「よし、寝るか……」
俺はそのまま眠りについた……。
……チュンチュン
「ん……朝か」
目が覚めた俺は今の状況を確認した。
「はぁ……またこれか」
俺の両腕には二人がしっかりとくっついていた。紗槻が泊まりに来るといつもこれだ。早菜は毎日だけどな。
「…………よいしょ」
なんとか取れた。余談だが腕を抜くさいに二人の二つの山に手の甲が結構な具合でぶつかってしまったのは俺だけの秘密だ。
「朝飯と弁当を作るか」
台所に向かい冷蔵庫を確認する。
「……よし」
弁当は作り終わった。現在の時刻は6時すぎ。
「洗濯しないとな」
脱衣所に行き洗濯の用意をする。母さんの分を含めて3人分だからあまり多くない。
ちなみに母さんはいつも1時近くに帰ってくるため朝はゆっくりだ。休日は母さんが全てやっている。
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