第二章 5月スタート!!

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食べ終えた二人は準備するために部屋に戻った。 俺は母さんの分のご飯を作ってメモを残した。 〈仕事お疲れ様。ご飯作ったから食べてください。〉 「よし!」 メモを書いて部屋に戻ると……。 「響、はい!着替え」 「あ、ありがとう……」 …………………………。 「あのさ、着替えたいから早菜の部屋に行ってくんない?」 「や、だ!」 あのね?そこにいられると着替えられないんですけど……。 「じゃあ、後ろ向いてくれ」 「や、だ!」 どうすればいいんだ…………あっ! 「そうだ。紗槻、放課後にケーキ買ってやるから!」 「え!本当!?」 「ああ。だから早菜の部屋に行ってくれないかな?」 「ラジャー!」 よし、振り切った!
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