およそ一兆個のアイディアを持つおっさん

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 その日から男とおっさんの奇妙な共同生活が始まった。     おっさんが喋る。 男がその言葉を書き取る。 たまに男が字を書き間違えたりして字を消す。 それによって出た消しゴムのかすをおっさんが食べる。 おっさんが消しゴムのかすをつまみながらまた喋る――  
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