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男自身がスランプから脱却することはできなかったが、男は満足していた。
おっさんの思いを小説として具現化する。
それをトレースする仲介役をできたことで満足だった。
おっさんの小説のお陰で良い暮らしをさせてもらっている、というのは少し気が引けたがおっさんは消しゴムのかすさえ与えてくれたらいいと言ってくれた。
お化けになる条件として、消しゴムのかすを食べないとこの世で存在していけない体になると閻魔様と契約したらしい。
地球のごみを少しでも減らせ、という閻魔様直々の命令だ。
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