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勇「とりゃー!!」
バンッ!!!
大会議室の扉を蹴りながら開ける。
大会議室の中は、巨大な長い円状に出来てあり。
アリア用の席には、勇者を睨みつけているレイドが…
レ「久しぶりだが…早く座れ。」
ギ「ささ、魔王様、勇者様。」
勇「ん。」
魔「うむ」
会議室には、世界の名のある魔王や勇者や魔物達が勢揃いしているが二人はその中でもずば抜けた力量を誇る。
威厳のある歩き方で席につき、魔王は手を叩く。
魔「ゴホン…!!……あぁ、久しぶりだな。」
「……おいおい、アリア魔王さんよぉ…!!遅れてきてその態度は無いんじゃないか?」
「馬鹿勇者!!口を慎め!!」
魔王に文句を言ったのは、フレア国の勇者代表のアルナ。
レベルは73で、二年前に代表となった新米だ。
アルナを叱ったのは魔王代表のガンズ。
レベルは106で、もう30年以上も代表を続けている大ベテランだ。
立派な威厳のある白髭が特徴だ。
魔「ガンズさん…その若造は?」
ガ「すいませぬ会長…。新米の為にまだ口の聞き方を知らぬのです…」
勇「ゴホン…あぁ~…アルナだっけ?」
勇者がジュースを飲みながら言う。
ア「なんだよ…常識無し。」
プチン…!!
レ「おい!!アルナ!!」
勇「良いよ良いよ。レイド君♪僕も僕みたいな代表がいたらキレるし。」
ア「黙ってろ。サボリ魔が…!!」
勇「ははは…♪………フンッ!!!!!!」
勇者は軽く笑った後、いきなり手をアルナの方に向け、衝撃波を放った。
アルナは反応すらできずに、吹き飛ばされた。
勇「73程度が…!!ガンズ爺さん、教育しといてくれよ…?」
ガ「分かっとるわ」
勇者の実力を久しぶりに見たベテラン組は勇者の強さを再確認することになった。
勇「じゃ、会議初めようか?」
そう言うと、皆が一斉に書類を机の上に置いた。
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