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また、会おう。
そう言ってから、走り去ったあなた。
夢でも見てるような不思議な感覚。
そして、私は、現実に帰る。子供の待つ家へ…
胸に残るあなたのその手のぬくもり…
私は、男の人に…
初めて会った人に…
あの車であった事を、夢と思えたら、苦しむ事もなかったろう…
ひとつになれなかった事があなたをこんなに恋しいと感じるなんて…
嫌悪感とそんな想いの中で私は自分を見失いそうになる。
また、メールの日々は、続いて行く。
あなたは、これまでと違うメールで、私に愛を語る。
文字だけだけど、その言葉に、私は次第に、あなたを欲しがる自分に気付いた。
寒かった肌を暖める、その肌を求めて居た。
会いたい。
愛してる。
ずっと一緒に居たい。
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