296人が本棚に入れています
本棚に追加
不思議な感覚だった。
この世の中に二人だけしか居ないようだった。
そのくちびるは、私の乳首を時に強く、時に優しく吸った。
そうして、舌を這わせて行く。
くすぐったさと、久しぶりに受ける行為に、恥ずかしさは少しづつ薄れて行った。
でも、次の瞬間、私の体はこわばった。
その手が、私の女の部分にのびていたから…
紗香…
あなたは私のくちびるを塞いだ。
きっとノーと言えないように…
ずっとキスをしながら、その手は、下着の中に入って行った。
こわばる体を、無視して、ずっと動き続ける指。
久しぶりのその指は、甘い蜜で濡れて行く。
その様子に、くちびるは離れて行った。
私は、あっ…と思わず声を漏らして居た。
そんな私をじっと見つめ
紗香…可愛い…
あなたは、言った。
最初のコメントを投稿しよう！