逢瀬

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誠は、枕元の携帯に手をやり、時間を確認した。 そして シャワー浴びて来る。 そう言って、私を抱き締めて居た手を離した。 紗香は? 私は後で… 誠がシャワーに行き、ひとり残されたベットは広くて… そこに誠は居るのに、孤独が私を襲う… 私はたまらず、誠の元に向かい、そのドアを開けた。 紗香、洗ってあげるよ。 微笑みながら、誠は言った。 私は、そんな誠の胸にすがりついた。 どうした?紗香… 何も言えなかった。 淋しくなったのか? また、微笑んで、誠が言った。 うん… 甘えん坊だなあ… そう言って、シャワーに打たれながら、抱き締めた。 さあ!洗うぞ! 誠は、その手にボディシャンプーをつけた。 私の肩に、擦りつけると やべぇ…また、抱きたくなった。 紗香の体、凄く綺麗だな… そう言って愛しそうに、体全部に、ボディシャンプーを擦りつけて言った。 まるで愛撫するように… 誠の男は、たちまち元気になってく… 紗香…俺も洗って… 私は、ボディシャンプーを丹念に擦りつけた。
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