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誠は、ボディシャンプーをつけたまま私を抱き締めてキスをした。
さあ、流そうか!
そうやってお互いに体を流して、風呂場から出た。
バスタオルで体を拭いて居ると、先に体を拭き終わった誠が、バスタオルを私から奪い、私を拭き始めた。
そうして拭き終わると、ヒョイっと私を抱き上げた。
誠?
紗香をもう一度抱きたい。次いつ会えるかわからないから、ちゃんと紗香を憶えて居るように…
誠…待って私…
いや?
違うの誠…私…私ね…
ん?
言わなければ、もう会えなくなったとしても言わなければ…
黙って居てもいつかは、気付いてしまうなら、ここで言わなければ…
誠…私…
ん?何が違うの?
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