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皆が眠りにつき、一人寝つけない私が居る。
誠の言葉を思い出す。誠の仕草を思い出す。
私…誠に抱かれたんだ。
誠が抱いた体を、抱き締めるようにして、目を閉じた。
誠が愛した体…そう思うだけで、私は幸せな気持になれた。
誠とまた会いたい…
欲が出る。
頻繁に会える距離じゃないのに、もっと会いたいと…
その欲が、一番大切な人を失わせて行くなんて、私はその時、気付かずに居た。
そして、どうやって誠と付き合って言ったらいいのかわからなくなる私が居た。
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