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毎日のメール…一日おきになり、二日おきになり…
段々と間隔があき、私からメールしないと来なくなった。
誠、忙しいの?
仕事が立てこんでてな…
そう…体に気を付けて!
ありがとうな…
たったそれだけの会話…
たまに声を聞きたくなり、電話しても、留守電…
決して誠から電話はかかって来ない…
疑いの心が膨らみ、その気持ちを抑える事が出来ず、私はとうとう、誠にぶつけてしまう…
誠、好きな人が出来た?
否定の答えを待った私に、返って来たのは
出来たよ…
肯定の言葉だった。
紗香には悪いけど、俺、紗香をもう好きじゃなくなったんだ…別れて欲しい…
誠は言い出せずに居たんだ。誠は私から聞くのを待ってたんだ。
もう何も言葉も浮かばず、その言葉を受け入れるしかなかった。
わかった。さよなら…
返事は来なかった。
未練がましくまた、メールしたら
送信出来ませんでした
悲しかった。悲しくて悲しくて、ただ泣いた。
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