ありがちその2*学園

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担任であるねねが教室に入ってきたのを見て、皆は席についた。 すると、ねねが教卓の前で話し始めた。   「みんなおはよ!今日も一日がんばろうね!…小太郎は休み。残りの欠席者は風邪だよ!風邪が流行ってるけどみんな気をつけてね!」   ねねは話し終えると、さっさと職員室に戻っていった。           それから何時間か午前の授業があり、今はお昼休みの時間帯。     その頃、本日欠席である風魔小太郎の家では、小太郎が一人ベッドにもぐっていた。 小太郎はその容姿と、無口な性格のせいで友達ができない。 友達が一人もいないことを実は寂しく思っていた小太郎は学園に行くのが嫌になり、休んだのであった。   そんなとき、小太郎の携帯からメールの受信を知らせる音がなる。   ~♪ 混沌★混沌★混沌★混沌…(略)   滅多にならない自分の携帯がなったことに少し驚きながらも、小太郎は画面を開いた。
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