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――なんだ、あれは。
遠くから、軟体動物が…。
軟体…動物?
いや、兼続か…
兼続(以下兼)「三成いいい!!!!」
三成(以下三)「うるさい奴だ。こんなに近くにいるのだから叫ぶ必要はないだろう」
兼「そんなことはいい!明日が何の日が知っておるのか!?」
三「…知らぬが」
兼「明日は幸村の誕生日だ!幸村に何か贈り物を渡そうと思うのだが、何か良い案はないか?」
三「(そうだったのか)…槍はどうだ」
兼「幸村はあの槍が気に入っているらしい。新しいものを渡しては、今の槍が使えなくなってしまうだろう。」
三「…では、無難に花で良いのではないか」
兼「ダメだ!面白味がない。なんか、もっとこう…ビックなものがいいのだ!」
三「お前が考えればいいだろう。」
兼「私も色々考えたのだが…。信玄公とか信玄公とか信玄公とか」
三「信玄ばかりではないか……。それで俺に聞きにきた、と。」
兼「そうだ。だが…三成にも良い案はないか。他をあたるか…」
三「待て。信玄にちなんだものが良いというのは間違っていないと思うのだが、しかし…」
兼「三成もそう思うか!?ではやはり、私の[信玄公]で決まりだな!」
三「さすがに本人は無理だろう」
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