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ルナは不思議そうな顔をしている。
「話し…ですか?」
「そう。ルナは学園に今通ってるよね?」
確認するような彼の言葉に、少し暗い表情を浮かべながら言葉を口にする。
「はい…二年生でDクラスですけどね……」
ルナの通っている学園では、各学年で成績が下から5人を集めたDクラスというクラスがある。
ルナはある理由があって、そのクラスにいた。今度、新任の教師が来るという噂がある。
そんな事を考えているルナに彼の声が聞こえた。
「俺、担任するから。」
「……えっ?」
ルナは自分の耳を疑った。彼はもう一度言う。
「つまり、魔法学園、Dクラス担任になるから。」
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