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「あんたら、何しに来たの」
「年越しに」
「だから?」
「年越し宴会♪忘年会には遅い気もするけど、年越したらそのまま新年会と称して宴会するんだ♪」
「あんたか、あんたのせいか、翠香」
得意顔で話す鬼。
霊夢は思わずため息をつく。
そして、諦めたかのように。
「ま、いいわよ別に。ただし、朝になったら掃除して帰ってね。参拝客の邪魔になるから」
「掃除は手伝うわ。時間止めてでも」
すごく、感謝したくなった。
そして、ふと思う。
「ねぇ、他の連中はともかく、あんたらは此処に居ていいの?年越したらすぐに参拝客とか来ない?神社、どうするのよ」
「大丈夫ですよ、朝になってからしか来ませんからそれまでに帰ります」
「あっそ」
「それよりほら、もうすぐ年明けですよ」
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