チョコと想いと切なさと

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「ねぇ、霊夢」 「何よ」 「大好きよ」 その言葉に。 霊夢は微笑む。 最高の笑顔で。 「私も、大好きよ、紫」 「紫、チョコなんて作れたんだ」 「あら、皮肉かしら」 「紫が料理出来るなんて思ってなかったから」 家事は全て式に任せきり。 そのような姿を知っているからこそのその言葉。 紫はふと苦笑した。 「藍に任せきりだからって、そのイメージはないでしょう」 「ごめん」 「いいわよ、別に」 微笑む。 つられて霊夢も微笑んだ。 「・・・美味しい」 「ふふ、良かったわ」 「紫も食べる?」 「なら食べようかしら」
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