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言葉を紡いだ霊夢の横顔は。
どこかとても寂しそうで。
いっその事、もうこのまま早めに起きてしまおうか。
そんな考えが紫の頭に浮かぶ。
霊夢に寂しい思いをさせるくらいなら。
冬眠なんて、したくないとさえ思う。
そして。
それは、種族の違いを改めてはっきりと認識させる。
私も人間だったなら。
冬眠する必要がなければ。
そうすれば。
霊夢に寂しい思いをさせずにすむのだろうか。
霊夢に。
置いていかれる事も。
ないのだろうか。
どうして。
自分は。
妖怪なのだろうか。
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