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夕暮れ時の日が縁側に差し掛かる頃。
「ん・・・・・・ふぁ~」
少しだけ寒さを感じながら、霊夢は目を覚ました。
よく寝たなぁ、とか思っていると。
ふと、何かに気付く。
頭の下が柔らかい。
何だか暖かみも感じる。
霊夢がふと顔を上げた瞬間。
声が聞こえた。
「おはよう、霊夢」
「・・・・・・紫・・・」
ずっと会いたかった人が。
そこにいた。
微笑んでいた。
それを見て、何だか酷く安心した。
そして、霊夢は。
身体を起こすと、まるでこらえきれなくなったかのように。
紫の胸の中に飛び込んだ。
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