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ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘｯｯッ‼
ﾊﾞｼッ
重いまぶたを開けながら俺は目を覚ました。
孝一「今日から高校生か…。」
俺は今年の春、中学を卒業した。
さつき「お兄ちゃん‼起きてるの⁉朝ご飯できてるから早く食べちゃって‼」
さつきは俺の妹。
俺の母は俺が6才の時に他界している。
父さんは仕事で遠くの方まで行っているのでいつもいない。
母さんが他界してからはずっとさつきが家事を一人でやっている。
つくづくよくできた妹だと思う。
孝一「わかった。今行く。」
今日から新しい生活だ。
俺は期待と少しの不安を胸に部屋を出た。
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