自分の為?あなたの為?

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僕達はそのあと、起きてきた桜と共にお寿司をおいしく頂いた。 そして少し一段落した後、結衣さんが風呂を沸かしてくれていたらしく、風呂に入れば?と言ってきた。 う~ん……ここはれでぃーふぁーすとだろう。 うん、そうしよう。 「先に結衣さんが入って来て下さいよ。」 「そう? じゃあお言葉に甘えようかしら」 結衣さんは、ニコッと笑顔になる。 「桜ちゃーん、一緒に入らない?」 「うん、入るー」 うーん、いつの間にか桜と結衣さんがすごく仲良くなってるなぁ。 ま、結衣さんは信用出来そうだし、桜を任せても大丈夫だな。 しかし僕はここであることに気づく。 「あ!」 僕はつい、かなりでかい声を出してしまった。 風呂場に行こうとしていた、結衣さんと桜は何事かとこちらを振り向く。 「どうしたの?」 結衣さんは少し驚き顔で尋ねてくる。 また迷惑かけちゃったよ。
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