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狂犬の活躍もあって、無得点に終わったキャットリボン軍。
「くそ！なんだあいつは半端じゃねえぞあの肩は！」
メットをベンチにたたきつけるジーン
「どうやら、やつらも切り札を用意していたようだ」
「まあ、しかし、ちっとくらい肩がいいくらいであいつから点が取れるかよ」
余裕といった表情のガデム
「まあ、そうだな」
そういってキャットナインは守備にはいる
「ドックリボン軍１番狂犬」
「ガルルルルルル」
よだれを流しながらバッターボックスに入る狂犬
キャットリボン軍のピッチャーはC.A.Tのデニムだ
デニムふりがぶってなげる
シュッ
パーン！
ドヨドヨドヨドヨ
電光掲示板をみてスタジアムが揺れる！
「ひゃ、ひゃ、１８０キロだと。。。。」
ドックリボン軍の監督が信じられないといった表情だ。
オオオオオオオオオオオーーーー！
キャットリボン軍ベンチが沸きあがる！
「デニム！デニム！デニム！」
スパーン
狂犬は三球三振で終わる
「やっぱ、あいつは肩だけのようだ」
つぶやくデニム
「２番バッターチワワ」
アナウンスとともにチワワが入る
「ち、あいつじゃストライクゾーンが！」
そう、チワワが小さいためストライクゾーンがボール１個分しかないのだ
ボール、ボール、ボール、ボール
フォアボール
「くそ！」
「気にするな、デニム」
ファーストのガデムがデニムに近づいて答える
「俺は、大丈夫だ」
「OK」
各内野陣が守備位置に戻る
「３番バッターウルフ高橋」
「ちっ、今度は狼かよ」
デニムがつぶやく
ウルフ高橋も三球三振で打ちとられる
「４番バッター闘犬」
普通の犬の２倍はある体格の闘犬がバッターボックスに入る
「ちっ、あたったらやべえな」
「こいよ、猫やろう」
「うるせえよ、デブ犬が」
カーン
つまった打球はショートジーンの前に
シュッ
鮮やかにさばきセカンドでチワワをさす
３アウトチェンジ
（、、、、、、、あいつデニムの球に当てやがった）
その後、デニムの力投と狂犬の活躍により０行進がつづく
「ぬぬぬぬ、うちのワンダフル打線がここまで抑えられるとは」
「想定外でしたね」
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