紅の瞳の侍(仮

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雀が鳴き、澄んだ空気の中、箒の音が聞こえる。 箒と同じリズムで左右に揺れる二本の尻尾。 少女「ふぅ…これでおしまい。…!!」 掃除が終わると同時にその少女は人が倒れているのを見つける。 少女「大変…!藍(らん)様に知らせないと!」 少女は自分の家に戻り、居間に向かった。 女性「橙(ちぇん)。掃除が終わったのか?」 橙「藍様大変です!家の近くで人が倒れてるんです!」 藍「む…分かった、案内してくれ」 橙は藍を連れて急いで外に向かう。 現地に付くと藍は応急処置をしながら倒れている青年を観察する。 藍「傷は…あちこち深いな…、私はこの青年を運び応急処置をしておく。橙は永遠亭に行き、永琳(えいりん)を連れてきてくれ」 橙「はい、わかりました」 そういうと橙は永遠亭のある竹林の方へ飛んでいった。
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