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永琳「…あとは安静にしてれば大丈夫よ。」
それを聞き、橙は安堵した。
橙「良かったですね、藍様」
藍「そうだな、橙」
永琳「それにしても、古傷を含めて全身傷だらけ、彼の近くに野太刀一振り…彼は何者なのかしら?」
藍「彼が目覚めてから事情を聞くしかないな、そのあたりは…橙、しばらく様子を見ていてくれるか?」
橙「はい。」
永琳「それじゃあ私は帰ります。包帯の交換と薬も置いていきます、あと傷のせいで発熱しているのでたまに汗も拭いてあげてください」
藍「ありがとう、永琳」
藍は永琳を見送る為、部屋を出ていった。
橙「…。」
橙は青年の頭に乗せた手拭いを交換しようと手を伸ばした。
???「!!」
青年は橙の手を払い、布団から飛び起き、距離を取った。
が―。
???「ぐあ!」
傷の痛みか短く声をあげ再び気を失ってしまった。
橙「……。」
橙はただ呆然とするばかり。
藍「どうした橙!?」
戻ってきた藍はその様子を見て橙に駆け寄った。
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