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「……どの位待てばいいの…?私は待つことが出来ても、それは颯太にとったら重荷かもしれない。」
「……愛。」
気付けば私は、目に涙をいっぱい溜めていた。
拭っても拭っても、涙は次々と溢れてくる……。
「……愛、私はあんた達2人の話を聞いてやる事しか出来ない……。愛が苦しんでる様に、颯太も苦しんでる。一度、2人で話し合うべきだよ?このまま離れるつもり?1週間後に颯太は居なくなるんだよっ?!」
「……いっ……週間…後?」
私は思わず顔を上げた。
「…フゥ……やっぱり聞いてなかった?今日、朝の朝礼でも言ってたし、颯太がこの前言ってた。」
「……そんな早く?」
肩の力が抜けていくのが分かった。
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