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忘れない……。
忘れないで……?
本音が言えて良かった。
でないと…私、きっと気持ちが晴れないままだった。
何度目かのキスの後、私達は唇をそっと離した。
「…愛、愛してる。もし、これから先…好きな人が現われなかったら、俺の事少しでも待っててくれる?」
「…私、きっと待ってる。うぅん、絶対待ってる。これ以上好きになれる人、きっといない。でもね、私も同じ。颯太に他に好きな人が出来なかったらでいいから……その時は迎えに来て?」
私達はお互いを見つめ、微笑み合った。
同じ気持ち、同じ考えで、私達は取り敢えず未来の為に別々の道を歩こう……。
無理に気持ちを閉じ込めずに…自然に任せよう。
未来は誰にも分からない。今急いで後悔するより、頑張って後悔した方がいい。
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