+コイゴコロ+

26/26
265人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
「―――……おやすみ」 あたしは目を瞑った。 溢れる涙をこらえながら。 そっと頭を撫でる温もりを心で請いながら… 遠ざかる足音。 閉まるドアの音。 全ては夢の中 目を開ければ弘樹が笑ってるはずだから… 「愛してる…弘樹…」 いつもはあるはずの あの返事はない。 溢れる涙をぬぐって あたしは耳をふさいで眠りについた。 これは夢の中 目を開ければ 弘樹が笑ってるはずだから…           END  
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!