3人が本棚に入れています
本棚に追加
バス停で待っている人もいなく、タクシーもいない。
どうやらみんな今日は仕事をするきがないらしい。
まいったな。これじゃ、コンビニもやってなさそうだ。
トントントントン
・・・
階段を下りると、さっき取調べをしていた警察が、何人かの若者とケンカをしている。
と、思ったら、腹部から血を流し警官が倒れている。
なにか叫んでいると思ったら、こっちと目が合い、ものすごい勢いで迫ってくる。
ダダダダダ
殺されると思い、必死に逃げた。
その途中、すれ違ったおばあちゃんが、若者に刺されていた。
これは、やばい。
できるだけ、人通りのいない道を通って帰ったほうがいいと思い、大通りを避けることに。
・・・・
スタスタスタ
「た、たすけて・・・」
「うるせー、いまさら誰も助けなんてこねえよ」
ビルとビルの隙間から声が聞こえる。
覗いてみると、OLらしき女性が、男二人に犯されていた。
怖くなった僕は、その場から離れて、110番をかけたがでることはなかった。
とにかく、その人を助ける事よりも、家に帰ることしか考えていなかった。
僕は、人目を気にしながら、必死に走った。
・・・・・
やっとのおもいで、家に着いた。
窓から外を見ていたら、さっきよりも煙が増えていた。
テレビをつけると、強盗、強姦、殺人が多発し、警察が対応をしきれないといっている。
あまりの恐怖に僕はテレビを消して、カーテンを閉めて、じっとしていた。
・・・・・
そして、17時30分になった。
隕石がくるのだろうと思い、カーテンを開けて、空を見ていた。
見ると、駅の方が赤く染まっていた。
夕日ではなかった。
・・・・
10分くらいだろうか。
時間にしたらもっと長く感じたが、なにも起きない。
不思議に思い、テレビをつけてみたが、なにもうつっていない。
最初のコメントを投稿しよう!