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「んでー何なのー?」
「あたし電話してる最中だったんだけどー」と渋々椅子に座るのは中学2年生の舞。
「また夏休みの時みたいに明日から旅行なんていわねぇよね?」
あたしと同じで父の笑顔に不安を抱いたのは弟で高校1年の蓮。
「嫌だなー。そんなこと言わないって!」
またも笑顔で答えるお父さん。ますます怪しい…
「まぁ勿体ぶらないで言っちゃいましょうよ!あなた♪」
「そうだな♪」
お母さんも何でそんなに嬉しそうなんですか!?
「わかったから早く言ってよ…」
呆れたあたしは「はぁ」と溜息をつきながら口を開く。
「じゃぁいうぞ!!」
お父さんがゴクッと息を飲んだ。
「来週から父さんの親友のお子さんが同居することになったから!!」
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