第1章『対・沫風学園!』

11/12
前へ
/12ページ
次へ
咲羅 「どちらも鎌使いだなんてやっぱり双子だからですか?」 燈哉 「だろうね~双子は性質がとても似てるし」 海音 「で、もう1つの使い方って言うのは何なんですか?」 華南 「もう1つの使い方は武器が属する性質の技を使えるって事よ。」 海音 「武器が属する性質…って何ですか?」 桔梗 「それぞれの武器には力が宿ってるわ…例えば光や闇、炎に水、風や雷…みたいな感じでね。私達の性質は雷だから雷を扱う事が出来るわ。」 燈哉 「でも、技を使えるのは3回のみ。試合の日までにコアに力を貯めて武器の強度を上げたり、3回しか撃てない技の威力を上げるのも大切な事だね。」 咲羅 「わ、私達の性質って…どうしたら判るんですか?」 華南 「生み出されたコアに性質が映し出されるわ。それまでは判らないわね。」 海音 「へ~自分の性質かぁ!俺の性質が何なのか楽しみだな~」 燈哉 「さて、とりあえずコアの事は置いておいてルール説明に戻ろうか。コアから生み出された武器は相手の体ではなく、心を傷付ける…つまり、コアから生み出された武器による攻撃で死ぬ事はない。」 咲羅 「た、戦いと言っても危険なものではないと言うことですね…?」 桔梗 「そうとも言えないわ…。」 咲羅 「…え?」 華南 「試合で勝利するには2つ方法がある。1つはチームリーダーの武器を粉砕する事…武器の粉砕は心が砕かれたのと同じで武器を粉砕されれば気を失い、戦闘不能となる。簡単に言えばチームリーダーを倒せば勝ち。」 桔柳 「ちなみに聖劉FSCのチームリーダーは俺だから♪」 海音 「えぇッ!?」 桔柳 「え!?ダメぇッ!?」 海音 「いや…桔梗先輩かと思ってました。」 燈哉 「あはは。まぁ、リーダーはチームで一番腕が立つ人って決まってるしね~」 咲羅 「桔柳先輩って桔梗先輩より強かったんですか…?」 桔柳 「ど、どういう意味ぃ!?」 桔梗 「クク…(クスクス笑)」 桔柳 「笑うな桔梗~!」 海音 「桔梗先輩の方が強そう~!」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加