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咲羅 「はい…海音君のお兄さん、藍音さんはとても優しい人でした。海音君は小さい時に両親を亡くして、ずっとお兄さんが海音君を育ててくれていました…あんな優しい人が海音君を置いていなくなるなんて…私、信じられなくて…」
桔梗 「ふ~ん…なるほどね。まぁ…多分、LIGHTGATEが関わった失踪なんだろうけど…わからないね…。」
咲羅 「…え?ら…LIGHTGATEが…ですか?」
桔梗 「覚えてないの?燈哉がお兄さんの事が解るかもって海音に言ってたでしょう?」
咲羅 「あ…そう言えば…言ってました!」
桔梗 「SFCに関わる事でお兄さんの事が解る…つまり、海音のお兄さんはLIGHTGATEに関わって、失踪した…そして、燈哉はお兄さんの事、何か知ってるよ…絶対。」
咲羅 「…なら、菅原先生はどうして何も教えてくれないんでしょうか…」
桔梗 「…多分、言えない何かがあるんだろうね…燈哉だって理由も無しに隠し事なんかしないよ。」
咲羅 「そう…ですね。」
桔梗 「ま、海音は海音でお兄さんの事が解るかもって頑張ってる訳だし……今は時の流れに任せよう。海音だってSFCに選ばれたんだ…あの子が持つ力を信じようじゃないか。」
咲羅 「はい。私、海音君も藍音さんも信じてますから!」
華南 「あら、2人共!まだこんな所にいたの?訓練始めるから早く来なさい!」
桔梗 「…行こうか」
咲羅 「はい!…あ、桔梗先輩!」
桔梗 「…ん?」
咲羅 「あの…ありがとうございます!」
桔梗 「フッ…礼には及ばないよ。それより今日もビシバシいくから覚悟しなさいよ?」
咲羅 「はい!頑張ります!」
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