消えた光

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どことなく居心地の悪い この場所を何とか 逃げ出そうと思うけど 背中に負わせられてるモノに 勇気かきけされて そんな自分を許せないでいる 教科書に載ってる人達は 命落としたのちに評価されて それまで何を 支えにしてたんだろう 僕らの尊敬する人達は 今も評価を気にしているのかな 怒りをぶつけるのもいいけど 僕は怒ってなんかないよ ただちょっと苦しいんだ このもどかしさを 誰かに知ってほしくて 僕は死んだのちにでも 評価されているのかな 知らない教科書の上で ぶっきらぼうな僕の顔が 写っているのかな 泣いてみるのもいいけど 僕は悲しくなんかないよ ただちょっと切ないだけ 答えなんかもう要らない 間違っててもいいや って投げやりだったけど 今は違う 自分が納得出来るなら 答えなんかもう要らない 一度消えた光も また輝き始めるよ マッチすって 灯つけて 自分の光見つけて 消されないように 僕の手で守ってやろう
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