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「…………とりあえず俺が知っている限りでは………夢幻城………か………」
大体のことを互いに話し合ったところでソウルが言い出した。
「むげんじょう?」
「ああ。あそこなら元の世界へ帰ることが可能なんじゃないかな。」
ソウルの探し人はなかなか見つけられないらしい。だからソウルは俺の
『元の世界へ帰る旅』
を優先しようと言ってくれた。
本当に俺はいい奴に出会ったと深く思う。
「じゃあまずはそこへ向かおう!」
「ああ。」
そういって俺たちはヒエナグロフを出た。
「まずはサイトガリアへ行こう!ここから夢幻城に行くには、最低でも3つの町を通らなければならない。その一つがサイトガリアだ。」
「そうか……。長旅になるな。」
「ああ。だが俺はそれもいいと思う。綾人とは気が合うしな!」
ニコッと笑って言ってきた。
俺もソウルが言ったことと同じようなことを思っていた。
「ああ!そうだな!」
そうして、俺たちはサイトガリアへ向かった。
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