第一章  いざ王都へ

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「ち、違うっ!間違っ―」    「変態!すけべ!許さない!」  女は胸を隠しつつノエルに、近くにある物を手当たり次第に投げつけた。    彼女が外したばかりだろう下着に、本、枕に羽ペン。    それらを全て交わすノエル。    「くぉんのぉ~!」  いくら投げても、何も当たらない事にイラついた女は  とうとう、ベッドの脇に立てかけてあったショートソードに手をかけた。    ノエルは慌てて廊下へ飛び出した。    「待てっ!この変態野郎!切り捨ててやる!」  そう叫びながら、ブンブンてと剣を振り回す女。   
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