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ここは暗殺一家「橘」の敷地内。
今日も末っ子である「響(ひびき)」の悪戯によって激怒してしまった四男「陸徒(りくと)」は大暴れをしている。
「歯ぁ食いしばれ…ひびきぃ!!」
「ヤダーっ」
陸徒は響を殴ろうとするが、響の素早さは5兄弟で一番早い
響は直前の所でかわし、陸徒を怒らせて楽しんでいるようだった。
「もぅ、二人とも止めなよねー」
そこに現われたのは、この家の家事を任されているオカン的な存在の次男「龍飛(りゅうひ)」だった。
「あ、龍飛!ご飯できたの!?」
響は龍飛に向かって走った
「いやいや、響と陸徒が煩いから止めにきたんだけ…!」
龍飛が言うと同時に龍飛は響に引っ張られた
「?」
「ごめん、龍飛」
謝る響に、訳が分からない龍飛
「ひびきぃいいい」
その時、陸徒の声と共に陸徒の拳が飛んで来た。
「ぇえ!?ぼ、ぼく、りゅうひ…!!」
響は龍飛を盾にしてその拳からは免れたが、代りにに龍飛が陸徒の鉄拳をくらってしまったのである。
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