序章

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学校中にチャイムが鳴り渡る。   「緊急事態により、生徒の皆さんは直ちに下校してください。先生方は至急、第1職員室にお集まり下さい。また、生徒会と三学年紅山騎士君も集合してください。』       「葵、呼ばれたから俺行かないと・・・。一緒に帰れない、すまん。」   「分かった。頑張ってきてね。」   「気をつけて帰れよ!」   「うん・・・。」   未だに、震えている葵を残していくのは、心が痛むがおっさんの言いつけみたいだから仕方ない。   第1職員室は、いくつもある職員室のうち最大で重要な会議はここで行われる。   しかし、3年棟から1番離れているため急いだ。     ドアに手をかける。
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