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葵のあとを追いかけて行くと職員室の前は異常な人だかりができていた。
その中からようやく葵を見つけて話しかける。
「何してんだよ!早く行くぞ。」
「それどころじゃない!」
厳しい口調だが、唇や体は震えていた。
「どうしたんだよ!そんな険しい顔して。」
「私たち死ぬかもしれない…。」
そう言って、葵はポロポロ大粒の涙をこぼした。
俺は黙って手を引いて人が通りが少ないところ連れて行った。
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