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そこで俺は吃る…。
やっぱりな…。
次の単語早速読めねぇじゃねぇかよ。
自分に半ば呆れながら溜め息混じりに立ち上がり机の引き出しの中にある辞書を引っ張り出した。
そういえば…この辞書も中学から使ってるんだっけ。
なんであの頃、翻訳しようって考えなかったんだっけな?
辞書をペラペラとめくりながら手紙の前に座ろうと腰を下ろすとその風圧で閉じてあった通信簿がヒラリと開く。
―――英語 2。
そこだけやけに鮮明に見えた。
皮肉な笑みを浮かべながら足で通信簿を蹴飛ばした。
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