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マーレンは小さい頃から大人しく、いつも姉の後ろにいた。
ようやく落ち着いて四人は食卓を囲み食事を始める。
「明日からいないけれど、しっかりするのよ」
エーデルはマーレンを励ます。
「うん…」
マーレンは俯き、か細く返事した。
マーレン以外の三人は溜め息をつく。
エーデルはマーレンの事を誰よりも心配したが、自分がいてはいつまでも頼り、エーデルもつい面倒をみてしまう事もあり、離れる事を決めた。
エーデルは厳しいだけの少女ではなかった。
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