フラグ1§転入生§

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 場所は我が家の居間。  安っぽいちゃぶ台に、俺と向かい合う様にして、母と謎の女子は座っていた。 「つまり、彼女は俺の婚約者?」 「よろしくお願い致します」  そう言うと、彼女はかいがいしく頭を下げた。 「あ、いえ。こちらこそ」  反射的に頭を下げてしまった。  俺のヘタレ!  っとそれどころではない。 「……すいません。やっぱり意味がわかりません」  俺の言葉を聞くと、仕方ないとばかりに母が本日何度目かの解説を繰り返す。 「だから、葵ちゃんがわざわざ来てくれたの。アナタなんかの為に。分かる?」 「なんで?」 「奥さんになる為、花嫁修行として参りました」  胸をはって言う彼女。  その豊満な胸はそりゃもうはちきれんばかりに……。
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