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そして、この究極の二人、実は付き合っている。
バカップルとか、そういう感じではないが、普通に友達感覚、しかしお互いに友達以上という、なんともバランスの取れたお付き合いだ。
正直、本来、腹が立つほどのことであろうに、この二人の付き合いはそういったところがまるで無い。
そして最後、男子？ と疑いたくなる様なルックスと、肩まで伸びた長い黒髪。
二人の後ろにひっそりと控える、まるで女の子のような男が、四谷（よつや）陸（りく）だ。
ニュアンス的に言えば、彼は俺らの参謀的位置にあたる。
なんだかんだで知識が豊富で頭が良い。
いつでも本を片手に読んでいる様なイメージのある、文学少女ならぬ文学少年だ。
色々なことを決める時には大抵、彼の力を借りている。
学校ではマスコット的キャラとして女子に人気。
女の子みたいな男はそれなりに需要があるらしい。
まぁ、それは良いことだ。
因みに、俊介とはこちらに転校してきてから、ワトソンと陸は高校に入ってから友達になった。
と、まぁ俺達の関係はそんな感じだ。
さて、合流して学校へ向かおうか。
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