フラグ1§転入生§

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「……んっ」  ――はぁ?  な、何かが口元に触れた模様!  繰り返す、何かが口元に触れた模様!  急遽、精神を浮上させ、原因を解明せよ!  白い世界に包まれ、一気に精神が浮上する。  俺は目を見開いた。  目の前には見知らぬ美少女。  瞼を閉じ、眠る様な顔を超至近距離にてご披露なすっている。  そう、鼻と鼻が触れ合う程、超至近距離。  唇と唇が触れ合う程、超至近距離。  蛍の頭の中がくるくると回る。  状況が一切掴めない。  と、彼女は目を開けると顔を離した。  見れば、ほんのりと頬が赤く染まっている。 「エヘッ、お目覚めのキス、いかがでしたか?」  そういって、彼女は蛍の頬から手を放す。
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